入院生活

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毎日、励ましのメールやコメント、メールなど頂いています。こうやって気にかけてくれる友人たちや知り合いがいてくれるなんて、ありがたい。本当にありがとう。

今日は友人たちがお見舞に来てくれました。素敵な手作りの写真集を持ってきてくれたり、本を頂いたり、マッサージをしてくれたり。

先日も別の友人やご夫婦がお見舞に来てくれました。一足早いクリスマスプレゼントや甘いものに餓えている私を知ってくれて美味しいお土産をくれました。

会社の上司も様子を見に毎週きてくれています。会社の人とあまり話したりしたことはないんだけど、ゆっくり話したりしています。

なんだか恐縮するばかりですが、こうやって人と逢ったり話したりしていると、一人じゃないんだなぁって思います。

限りある時間を誰かのために割いて、行動に移すこと。会いに来てくれること。当たり前に思ってしまう行動も本当はとても大切なことだし、なかなかできないことなのかもしれません。だからこそ、とても、感謝して止まないし、こんなに嬉しいことはないって思うのです。

誰かが悲しんだり苦しんでいたりしたら、ただ、ただ、こうやって寄り添うこと。それだけでも生きる意味や大切さや力を感じられるもんなんだなって思うのです。それだけでも安心感が違うのです。

正直な話、入院生活初期の頃の体調も精神も不安定だった頃は人とも会いたくなかったけど、そんな時でも気にかけてメールなど入れてくれる仲間がいて、そのことがどれだけ、安心感を得たことか。力になったことか。その力は計り知れないように思っています。


みんなのおかげもあってか、リハビリも順調に進んでいます。ここ一週間で飛躍的に進んできて前は筋肉や骨の機能維持ぐらいだったものが、車椅子に乗ったり、立ち上がる訓練が始まったりしています。

人 の力を借りてなんで、自力でできるようになるまでは、まだまだだし、車椅子に乗るにも数人がかりで乗るだけだし、自分で動かしたりは出来ていないんです が、車椅子に乗るのは12月になってからと言われていたので、かなりとんとん拍子で進んでいます。(しかも、車椅子どころか、立つ練習や歩く一歩前まで始 めている、笑)

もちろん、自分の力で動いたりするのはまだまだだし、1日の8~9割寝たきりなのは変わらないのですが、先が見えてきたのは確かで、良い形で退院することも夢ではない感じになりました。

退 院は早くても今年末が来年頭かな。退院した後もすぐに動けるわけではない。まだまた、やることは山とあり、乗り越えないとならないことも沢山あり。骨折、 腎臓、人工肛門。さっきも体調のあることで凹んだりしましたし(笑)。たまには立ち止まりつつ、へこんだりしつつ、愚痴もを言いつつ(笑)、ゆっくりじっ くりとやっていきたいと思います。


前の日記にも書いたけど、前はがむしゃらに生きすぎていたなって思う。親友に「生き急ぐんじゃ ないよ」って叱られたこともあるけど、まさにその生き方でした。でかいことばかりを考えて、絶えず前ばかりを見て全速力で駆け回っていた。自分のことを省 みることは勿論のこと、身近なことや周りや足元のことを見ることもしていなかったようにも思う。

得体の知れないようなことを追いかけ、得体のしれないことに追われていた。星の王子様じゃないけど、大切なことってすでに周りにそろっているのに、何かをがむしゃらに探していたようにも思う。

イ ベントを企画し、イベントに参加し、何かを伝え、何かを得ること。勿論、そのことは大事なことなんだけど、そうしないといけないって思っている自分もいま した。何か大きなことを人よりも沢山しないと、自分と言う価値がなくなってしまい、仲間も何もかも目の前から消えてしまうんじゃないかって恐怖や恐れにも 似た感情を抱いていたことも事実。

でも、実際はそうでないことを、この入院生活で痛感しました。手放せたんですね。そういう脅迫概念を。 そしたら、身も心も楽になった感じ。安定して逆に治りも早くなったのかもしれません。(実際、ここ一、二週間の骨折部位のつき具合が主治医がびっくりする ほど飛躍的に向上したみたいです。今まで全く変化無しだったので。)

この身体があって生きて、仲間がいる時点ですでに足りているんです ね。がむしゃらに探さなくても。自分や繋がりを愛を持ってちゃんと感じて、思い続けていれば消えることなんて決してないんですね。何か色んなことを勘違い していたし、思い込んでいたし、入院して大きな気づきを得られたって思いました。そして、改めて自分の立ち位置を感じ、改めて生きる意味を見つけられたよ うに思います。
今は、美味しいものを食べ、誰かとゆっくりお茶したりのんびりとやりたい。自分の部屋で自分の大切なものに囲まれて、大切な家族のもと、自分のベッドで眠りたい。なんか、そんな些細なことが今の夢だし、こんな当たり前のことが愛おしく、大事なことなんだなって感じます。

入院して感じることって、今までにない大きな宝物です。まだまだ感じることが多そうだし、大事な時間だとそう思うこの頃です。 最初の頃は、被害妄想のように思ってしまっていたこともあるけど、入院して良かったって、なんか、そんなことを思えるようになりました。


そんな気づきができたこと。みんなに、今に、本当にありがとう。

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このページは、Nipopoが2010年11月17日 17:16に書いたブログ記事です。

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