タイガーマスク 善意の輪全国に 矢吹丈、桃太郎、肝っ玉かあさん...
産経新聞 1月11日(火)15時46分配信
「そろそろおれの出番かな。入学おめでとう。矢吹丈」
兵庫県姫路市八代東光寺町の児童養護施設「児童ホーム東光園」では10日夜、漫画「あしたのジョー」の主人公「矢吹丈」を名乗る人物からランドセルなどが寄付された。
さらに、埼玉県越谷市役所には、昭和40年代に人気を博したテレビドラマ「肝っ玉かあさん」で知られる女優、京塚昌子さん(故人)名義でランドセル5個が、岡山市の児童養護施設2カ所には「桃太郎」名でランドセルときび団子が届けられた。
このほか、山口県下関市の2つの児童養護施設には、「残念ながら私はタイガーマスクではありません」とする人物から新品ランドセル2個がそれぞれ届いた。
一方、「伊達直人」からの贈り物の種類も広がりをみせている。
和歌山県紀の川市では11日午前10時ごろ、「紀の川タイガーマスク」と名乗る人物が市役所を訪れ、中村慎司市長に「寄付して」と現金20万円入りの封筒を手渡した。
京都市西京区の児童養護施設「積慶園」では同日、筆箱や鉛筆などが入った文房具セット8セットが届いているのを、職員が発見。松山市の中央児童相談所には「デザイナーの伊達直人」からパソコン用プリンター5台が贈られていた。
また、山形県新庄市萩野の児童養護施設では、施設前の道路に、30キロ入りのコメ5袋、ネギ20本、白菜11個と現金1万円が置かれていたことが判明。
金沢市の児童養護施設には10日午後、男性がメロンやイチゴなどの盛り合わせを届けた。職員から名前を尋ねられ「そんな者じゃないです」と立ち去ったが、盛り合わせの中に伊達直人名義の手紙があった。
【用語解説】タイガーマスク
梶原一騎原作、辻なおき作画。昭和43~46年、雑誌「ぼくら」「ぼくらマガジン」「少年マガジン」に連載され、44~46年にはテレビアニメとしても 放映された。孤児だった主人公の伊達直人は、覆面レスラーのタイガーマスクとなって悪役相手に活躍。経営難だった自分が育った施設に対し、タイガーマスク であることを隠したままファイトマネーを寄付していた。
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タイガーマスク運動が全国に広がってますね。
こういう誰かを想って、何か行動に移すことってすばらしいと思う。
ただ、こういうことって、「流行ごと」であってはならないと思っています。
施設にいる子どもたちは、心に深い傷を負っている事が多いと聞きます。
「去年はタイガーマスクがランドセルを持ってきてくれたのに、今年は僕のところに来てくれなかった」とか、「他のところには来たのに私のところには来なかった」とさらに傷つくこともある。
なので、持続的に、平等にやっていかないといけないんだとか。
そして、与えられる事になれないように今後の自立にむけてもやっていかないとならない。
これは「国際支援」などにもいえることかもしれないけど、一番守ってもらいたかった両親から、大人の事情などで引き離されてしまった子どもの心って、それだけ繊細で微妙なことなんだそうです。
マスコミはネタ探しで、必死に色々と情報を集め回っているけど、そういうことをどこまで考えているのかなと、思っていたりします。
どうせやるなら、ちゃんと伝えて欲しい。
背景もなのもかも、しっかりと。
子どもたちの目線で。
誰もが考えて行かないと行けない日本の現状だと思うし、障がい者や高齢者などへの支え合いも含めて、誰もがタイガーマスクだと思って、困っている人がいたら、みんなで支え合う世の中になって欲しい。
そして、そのキッカケに今回の騒動がなってくれたらいいなと感じます。
良い事。
すごく!
利用した悪い人がでないといいけどね。
逆タイガーマスクみたいな。