KOKIAの最近のブログ記事

40歳になりました。
既に沢山のお祝いのメッセージなど頂いております。
ありがとうございます。
後で、じっくりとお返事させて頂きますね。

20歳までは、「障がい」という言葉に振り回され、自分って誰なんだろうと悶々とする日々を送り。
20歳になった時、漠然と「こんな自分は、もうすぐこの世からいなくなるんだろうな」って思っていて。
それから既に20年近くも長く生きることが出来て。

大変なことも沢山あり、駆け抜けてきたって印象がやっぱり強く。
特に30代は、本当に何倍ものスピードで突っ走ってきた気がします。
10年が20年、30年も一気に流れ去ったようなそんな感じです。

そして、30代最後は、急転直下の出来事が起き、生きるのか死ぬのかって思う様な毎日を過ごしていました。
2年前の今日は、15日ぶりに重湯を口にした時で。
1年前の今日は、再入院、再手術だと大騒ぎしていた時で。
今年になり、やっと落ち着いて、誕生日のこの大切な日をじっくりとゆっくりと過ごすことができています。

実のところ、こうやって何も考えずに過ごせる誕生日が来るなんて、全く思っていませんでした。
この2年に起きたことを考えると、過去に、そして、今という時に「YES!」と、しっかりと抱きしめて、はっきりと言える日が来るとは思ってもいませんでした。
今のこの気持ちに不思議な感覚もしています。
でも、これも現実なんでしょうね。
先日、地元で開催した講演の時に、そのことを確信しました。
話していて、「これで、よかったんだ」と。
今が「幸せ」なんだと。
そう自分の想いを確認する事もできました。

やっぱり、こういう経験を乗り越えられたのも。
今、ここに生きていられるのも。
見えない力に引っ張られるようにサポートされて来たんだろうなってそう思う。
全ては、今のここに来られるように、導かれて来たんだろうなってそう思う。

悲しいこと、辛いこと、沢山あったのは確かで、今でも大変なことも沢山あるのだけど。でも、そのひとつひとつが、今の自分をつくったピース(欠片)となっているわけで。
そのピースの1つ1つそれぞれに意味があり、役割があり、その一つでも欠けていたら、今の自分はいなかったわけで。

私だから、出会えたこと。
私だから、体験できたこと。
私だから、感じられたこと。
私だから、出来たこと。
私だから、思えたこと。

人も物も出来事もその全てが。
その一つひとつが、大切な宝であるわけで。

その一つひとつを、大切に感じて、今を生きていきたいと、改めて強く思うのです。

これからの10年。
これからの20年。
これからの30年。

何がどうなっているかわからないのだけど。
自分自身も周りもどうなっているかわからないのだけど。

今までに感じてきた想いがあるから。
今までに歩んできた道があるから。

これからも、きっと、大丈夫なんだとそう思う。

誰でもなく。
どんな誰でもなく。

世界のどんな唯一の自分であるように。
自分が自分で有り続けるように。

この身体で。
この想いで。
少しでも、歩んで行けたらとそう思います。
誰かの想いに寄り添えるように、歩んで行けたらと思うのです。

今まで、繋がってくれた数え切れない皆様に。
そして、これから繋がってくれる数え切れない皆様に。

この生かされてきた命。
少しでも還元していきたいと思うのです。
この歩んできた小さな足跡を。
全てを明日に繋ぐために、生きていきたいと思うのです。

本当に、今という時に。
その全てに感謝しています。

本当にありがとうございます。


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「moment ~今を生きる~」

先日の私の講演会の中盤で使った曲です。
このユーチューブのビデオは、コンサートバージョンですが、CD収録のオリジナル版を使いました。

この曲、311の東日本大震災の前日にコンサートホールで一発録りした曲で、歌詞の内容は、この混乱した世の中を生き抜く応援歌になっていると感じます。

私自身も、退院後、未だ、どうにもならない身体を

引きずっていたとき、この曲に出逢いました。
そして、リピート状態でずっと流しっぱなしにして、何度も
励まされた曲でした。

だから、自分の復帰講演会の時には、必ず使おうと思っていた曲になっていました。

「失ったものがあるなら、それにも増す愛で生きよう。」
「失ったもの以上の、愛が私を輝かせた」


この言葉に、今の自分の想いに共鳴していたから。
なかなか好評で、講演後、個人的に問い合わせくれて、とても、嬉しく思います。

思う通りにならない事ばかりだけど、だからこそ、今という時を心底笑って生きられるように。
その為に、過去も未来もあるのだと、思うのです。

そして、全ての時を、味方にするかどうかは、自分次第なのだと思う。
どう受け止めるか。
どう感じるか。
それだけなのです。
その為に、時は、その1ページ、1ページを用意してくれているのだと、思うのです。

だからこそ。

今を大切に。
今を感じながら。
今を受け止めながら。

生きて欲しい。

そう思います。

今を共に生きる全ての人に。

生きて欲しい。

そう思うのです。

歌詞はこちらです → KOKIA『moment~今を生きる~』


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CIMG0466.JPG今日の戦利品。
2年ぶりの記念撮影。

17日は、KOKIAさんのライブでした。
都内某所の一角にある教会の様なホールでの会員向けのシークレットライブです。

最後にKOKIAさんのライブに行ったのは、2年前のやはりこの場所でのライブでした。
その1週間後に病院に運ばれました。

病気で倒れ、長期入院となり、なかなか動くこともままならない中、もう、こうやってライブにいったり、生歌を聴いたりすることも出来ないだろうなってずっと思っていたから、こうやってここに来られたこと自体、感無量でした。

久しぶりに生歌を聴いて、やっぱり、KOKIAさんは生歌が一番で、もう、ゾクゾクしっぱなし。
そして、退院後、長い長い病気療養中、自分を励ますために、リプレイで何度も何度もずっと聞いていた一曲「moment~今を生きる~」を、生歌で歌ってくれた。。。。
もう、全身、電気が走り、イントロですでにうるうるでした。


「失ったものがあるなら、それにも増す愛で生きよう。」
「失ったもの以上の、愛が私を輝かせた」

だから何も怖くないし、恐れることもない。
自分の中の魂がこの一節にリンクし、勇気付けさせてくれるのです。

10月8日の『天から見れば』上映会 の中で講演をさせて頂くのですが、この曲はその講演のテーマソングなんです。
だから、今日、この時に、この曲が聴けて、本当によかった。
さらに、背中を押された気がします。

 今日の日がむかえられた事。
その全てに感謝します。
そして、今日、付き合ってくれた友人にも感謝します。

過去に、今に、未来に
その全てに、本当にありがとうございます。。。。


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911。

東日本大震災から1年半。
多くの人が、今という時代を祈り続けた日になったと思います。

そして、私にとっての911。
911
やっぱり、後にも先にも、地球の裏側で起きた、この光景でした。
それは日本時間の21時45分に起き、世界の本当の姿を表した瞬間でした。

テレビでその姿を見たとき、今まで見ていた世界は幻想でしかなく、本当はもっと混沌で、もっとドロドロした姿をしていたことを知りました。
私自身、その頃には既に某団体でボランティア活動をし、色々な啓発イベントにスタッフとして参加したり、勉強会に参加したりしていたのだけど、「誰かのため」ではなく、自分探し、自分の居場所探すだめだけの行動でしかありませんでした。

でも、この瞬間、私の中に「誰かの為に」が産まれました。

誰かの為・・・・・誰かと共に生きること。
全ての人々が、この世界で共に認め合い、共に助け合い、共に生きていける世界を創りたい。
そう思い、そう突き動かされたのが、この日のこの瞬間。

だから、私に取って、この日は、大切な日で、大事な日で、欠かせない祈りの日だと思っています。

帰ったらしずかに過ごしていました。
そして、21時45分に祈りを捧げました。

全ての命に向けて。
そして、自分の志を再確認する為に。

あれから何か変わったのかな。
あの日から世界は激動の時代になり、今でも、多くの争いが起き、多くの人が涙と落とし、命を落としている。
日本では、1年半まえに大震災が起き、多くの人が亡くなり、泣き、悲しみ、そして、今なお、多くの人が苦しんでいる。

人の中のエゴは、今でも消えることが無く、それを見る度に悲しい想いもするのだけど。
でも、それでも少しずつ、少しずつ、愛の本当の意味を知り、生きる意味を知り、気づき、自覚し、目を覚まし、産まれ変わっていると、少しでも、ちょっとでも信じて今を生きていたいと思います。

これから何が起きるのか。
そんなこと、何一つわからないのだけど。
何が起きたとしても、恐れではなく、愛で生きようと思います。

誰もが悲しくて泣くことがないように。
笑顔が少しでも増えるように。

自分が今できることを精一杯やり遂げて、祈り続け、生きていきたいと改めて思う。

そんな911の一日でした。

最後に、だいぶ前に創ったビデオを載せておきます。

前半は、私が日本からバックアップするという形で手伝わせて頂いたアフガニスタン支援での模様と、後半は同じくアフリカ・ザンビアのHIV孤児達の支援の模様です。
最後に映る地雷地に咲く花の様に、誰かの希望で有り続けたい。
そう思います。


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クリスマスですね。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
ホワイトクリスマスの所もあるのかな。

私は、自宅でゆっくり過ごしています。
イブの夜は、家族とディナーを楽しみました。

なんだかんだ言っても、やっぱり、家族や大好きな人と過ごせるって、本当に最高に幸せなことなんだなってそう思う。

去年は、病院の中。
母が買ってきてくれた小さなショートケーキをこっそりと病室で食べた思い出があります。
ささやかなお祝いでした。
病院内で、入院患者向けの催しもあったのだけど、まだ、動ける身体ではなかったから、ベットから離れることが出来ず、参加できませんでした。

前の見えない日々。
ゴールの見えない日々。
何をやっているんだろうって、寂しく、悔しく、悲しかったって、今更ながら感じる日々でした。

再手術の事もあったので、今年もどうなるかなって思っていたけど、無事にクリスマス前に退院できて、家で過ごすことができました。
これが、私への神様からのプレゼントだなってそんなことを思っています。
いつになく、心洗われ、幸せなクリスマスイブでした。

必ず幸せは訪れる。
どんなに今が辛くても、今が悲しくても、涙で前が見えなくても。
誰の元へも、誰の所にも。
必ず笑顔が訪れる。
そう信じていれば、きっと。

世界では、今、この時、この一瞬に、いろんな人がいて、いろんな事が起きています。
今、この時を先の見えない暗闇の中を過ごしている方も沢山いると思います。
そのような人にとっては、クリスマスなんていうこと自体、縁遠く、あり得ない話だとは思うのだけど。
でも、そんな人にもこの日だけは、この時間だけは、少しでも苦しみから解放されるささやかな安らぎが訪れてくれればいいなってそう願わずにはいられません。

誰もが誰かの笑顔を祈り、願う時間が訪れますように。
自分の中の光に気がつける時間が現れますように。

今のこの時、この瞬間を笑っていられますように。
明日の幸せにつながりますように。

失ったもの以上の幸せが降り注ぎますように。
全ての愛が皆を色とりどりに輝かせてくれますように。

1人で過ごしている人にも、誰かの愛がつながりますように。
みんなで過ごしている人にも、誰かにその幸せが伝わりますように。

メリークリスマス☆
全ての人に愛と笑顔と幸せが降り注ぎますように。
心よりお祈りしております。

KOKIA moment~今を生きる~

歌詞 : http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=k-110518-114
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10月20日になりました。
皆さんのおかげで誕生日を迎えました。
39歳になります。
既にお祝いのメッセージを頂いております。
本当にありがとうございます。

色んな人に励まされ、支えられた1年でした。
みんなからもらったいろんな言葉、いろんな想い。
その数々の全てを改めて大切に感じています。

本当に多くの人たちの姿に深く感謝できた1年でした。
ありがたい1年でした。
たぶん、今まで経験がないぐらい、沢山の人から沢山のエネルギーをもらった1年だったと思います。
人の存在が、本当に愛しく、ありがたく思ってしまう毎日。
関わってくれた全てに、本当に、本当に、ありがとうございます。

自分という人生において、今までに全く経験したことの無いぐらい濃い1年が過ぎ去りました。
毎日が精一杯で、毎日が大変で。
辛抱すること、我慢すること。
そのことで頭がいっぱいで、あっという間に月日が流れていきました。
改めて本当に凄い日々だったなって思います。

去年の誕生日は、まだ、手術の痛みと闘っていました。
痛み止めが効いているんだか効いていないんだかよくわからず。
もうろうとした1日を過ごしていました。

そして、誕生日の日に、手術後、初めて食べ物を口にしました。
重湯(固形物が入っていないほとんど水のおかゆ)を口にしました。
それまで、一ヶ月近く、食べ物を口に出来なかったから、何も味の無い重湯であっても、格別に美味しかった記憶があります。
口から食べられるって、本当に大切だし、こんなに嬉しかったことが、今までになかった気がします

あれから1年。
未だに動くのもやっとで、会社以外は、家で寝ながら過ごすことの多い日々。
今まで頑張って来たのに、自分が何をしたっていうのだろう。
なんでこんな大変な日々を過ごさないとならないのだろう。
どうしてうまくいかないんだろう。
なんでこんなになってしまったのだろう。
そう思ってしまうことも正直あります。
あの時、こうしていれば。
こんなはずじゃなかった。
そう感じてしまうことも沢山ある毎日を過ごしてきたことも事実です。

そんな風に過去のことを色々と思ってしまうことも多々あるけど。
でも、過去をどう恨んでもどう足掻いても変わらない。
大切なのは、過去に何時までもしがみつくことではなく。
今、この時をどう想い、どう生きるかなんだろうなって思っています。

今という時をを支点に、今、感じること。

今まで生きて来て、色々なことがありました。
楽しいこともあったけど、悲しいことも多々ありました。

でも、楽しいことも悲しいことも、それらの全てが、今の自分を創造っているんだと。
沢山の経験も、感情も。
沢山の出逢いも、別れも。
今の自分にとっては、かけがえのない人生の1ページだったのだと。。。。そう思えるのです。
どのページも、ムダがなく、大切な1ページで。
だからこそ、どれも消せないし、否定もできないし。
どれも、愛おしく思える1ページなんだと。。。。そう思えるのです。

昨日、病院に行ってきて、これからの方針を決めてきました。
でも結論に至りませんでした。
人工肛門の現在の状況自体、文献にも載っていない症例で、主治医も、他の先生でさえも、答えが出ませんでした。
主治医が学会とかに足を何度も運んで、権威のある他のお医者さんとかにも相談しにいったそうですが、その方でさえも、症例を聴いて、無言のまま、立ち尽くす状態。
リスクが大きすぎて、どうすれば一番いいのか、よくわからないそうです。
再入院、再手術、そして、退院後。
果たして、うまくいくのか。
どんなゴールが待っているのか。
頭の中で、先のことを考えすぎると、不安には思うことは沢山ありすぎです。

でも、心のどこかで、未来のこと、そして、周りのことをちゃんと感じ。
「きっと、自分を安定な場所へ運んでくれる」と信じ、これからもちゃんとやっていけるんだと信じ、どっしりと腰を落ち着かせている自分もいることは確かです。

未来や希望を信じるという気持ち。
そう感じられるのは、きっと、過去の経験や体験が、自分を成長させてくれていたからなんだって。
過去に起きたことは、きっと、今起きていることへの心構えとして準備してくれていたんだって。
人生という旅の途中で困らないようにと、きっと、用意してくれていたんだって。
だから、どれも、欠かすことの出来ない、大切な1ページなんだって。
そう思えるのです。

産まれる前に、人生を選んで来たって、よく耳にするけど。
今ここに、この姿でいる自分が在ることもまた、産まれる前に選んできたんだろうなって思うし、約束されたことなんだろうなって、信じています
そして、数年後には、今の状況もまた、愛おしく思える大切な1ページとなり、そのページに書き込まれた経験の全ては、自分にとって、かけがえのない宝物になっていくんだろうなって、信じています。

見えない世界が見える友人に、「あなたは愛を伝えるために産まれて来た」って言われたことがあります。
本当にそうならば、今のこの状況も、その一つの糧になっているんだろう。
その使命を果たすために、今、生かされ、生きているんだろう。
私は、そう信じているし、いつも、そのことを心に秘め、生きていきたいって。
改めて思っています。

そして、多くの仲間たちに出会えたこと、多くの人たちに支えられたこと、その全てが、自分へのメッセージだと受け止めています。
その多くのメッセージを生かし、少しでも多く還元していくこと。
それが、私の役目なんだと。
改めて感じています。

今まで、自分に、いろいろな経験をさせてくれて、本当にありがとう。
そして、これからも沢山の経験を、どうぞ、よろしくお願いします。

自分の為に、そして、みんなの為に。
過去に感謝して、今という時を、これからも生きていきます。

光を目指して。
光になるまで。

これからも、一歩一歩、今を生き、歩んでいきます。

KOKIA moment~今を生きる~ 特別バージョン
http://be-smile-presents.net/stream/nipopo.html


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日常

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今日は、外は雨。
相変わらず週末は自宅でのんびり過ごしています。

身体の方が、少し安定してきました。
前の日記にも書いたように手術を控えているし、風邪とかひけないので、体力温存の為にものんびりと過ごしています。

最近は、本を読んだりしていることが多い。
あと、昔、よくやっていたPCゲームとかを引っ張り出したり、安価になったソフトを買ってやっていたりします。
ロールプレイングとかシミュレーションとか。
のんきにやっていた昔は、朝までやっていたこともあったけど、上映会などイベント開催とか毎週、毎月のようにやるようになってからは、そんな暇なんて少しもなかったからねぇ。
なんだか、あの頃が懐かしいです。

あとは、ちょっと、創作活動を。
出来上がったら、あとで公開します。

のんきに過ごしていると考える暇もあるのか、色々と思いにふけっています。

最近、知り合いや有名人が亡くなったっていうお知らせがやたらと多いですね。
極端に多くなったわけじゃなく、ただ単に、目がそちらにむかってしまうだけなのだと思う。

こういう話を耳にする度に、命ってなんだろうって思ってしまう。
命は有限。
その限りある命を精一杯に生きて来た彼ら。
残された者は、彼らの魂を胸に、彼ら以上に輝かせて生きていかないとって思います。
彼らが残してくれたこと。
その残してくれたことを生かしていくこと。
それが彼らへの供養にもなるってそう思います。

そして、今を生きている私たちもまた、何かを残していかないとって思うのです。
色々とある世の中だけど、今を精一杯に輝かせて、生きていきたい。

のんきに過ごしていると、日常の時間の経過が早くて、あっちゃーって思う事が多いけど。
でも、改めてそう思うことの多い今日この頃です。

KOKIA 君をさがして
歌詞→http://www.uta-net.com/song/82613/
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もう、10月ですね。
なんか1年が過ぎるのが、やたらと早い気がする。
別にこれと言ってやることが沢山あって忙しくてしているわけではないんだけど。
今は、1日、1日を生きていくのがやっとなのか、とても、早く感じてしまっているのだと思う。

去年の10月。
今思うと、生涯、こんな事が一変に起きるのかっていうぐらい大変だった月でした。
一気に色んな事が起き、無我夢中。
何が起きたのかわからず、対処するのが精一杯。
そんな感じでした。

9月半ばに悪化した腎臓にカテーテルを入れるために10/4に再入院。
10/5に手術。
入院する期間も2泊3日で終わるっていう簡単なものだったのに・・・。

手術が終わって麻酔が切れると、右足付け根に何とも言えない激痛。
悲鳴とも怒鳴り声とも言えない言葉を発した自分。

手術中、なかなか通らない入らないカテーテルに焦り、麻酔で意識がなくなっている私の体位を無理に変える。
その為に、付け根に負荷がかかり過ぎた。
右足大腿骨頚部を骨折。
ほとんど粉砕骨折に近かった。
絶対安静状態。
そのまま、ICU行き。

このままでは、足が腐り落ちるかも知れないと、整形外科の医師に言われる。
10/7。
偶然にもたまたま開いていた手術室に直行。
一か八かで、骨をつなぎ止めるための再手術。
ボルト数本をガンガンいれて、何とか成功。

なんとかつなぎ止めたが、今後、再生するかわからない状況。
今後、寝たきり、もしくは、どんなに良くても、車いす生活になることを覚悟するように言われる。
社会復帰は絶望的かもしれない。。。明日、どうなるかわからない不安な毎日を過ごす。

絶対安静で動かせない身体。
寝返りも身体を起こすことも出来ない。
次第に、食欲が激減する。

内蔵の動きまでもおかしな状態になる。
たぶん、今までも病気を抱えていたのだろうけど、絶対安静の為、悪化させたのだろう。
10/14の朝方、お腹が異常なまで膨れ上がる。
そして、腸閉塞。
もう少しで破裂しかかっている可能性大と言われ、10/15の夜、緊急手術。
腸は破裂寸前までになっていて、大量出血。
しかも、癒着などが激しく、大手術となる。

どうしようもない状況に陥ったが、予定よりも違う方法で、何とか、人工肛門を付けて難を逃れる。

これにより、何とか生き延びられた。

だけど、10月中は、生きている心地がしなかったのも事実。
そして、不安や恨みなど、ネガティブな様々な感情が渦巻いていたのも事実。

自暴自棄になっていてもおかしくなかったなって、今更ながら思う。


人工肛門の手術の後、麻酔から覚めたとき、何とも言えない、開放感の様な感覚は今でも覚えている

それまで、家族や事故を起こした担当医にどうしようもない怒りの様な気持ちをぶつけて泣いたことはあったけど、それぐらいで、表には感情を出さなかった。
でも、内心「なんで、私がこんな目に遭わないとならないのだろう」と、何とも言えない憎悪との葛藤が酷かったのは確かだった。

ところが、人工肛門の手術から帰ってきて全身麻酔から目覚めた時、「これで良かったんだ」っていう言葉が急に心の中に浮かび、憎悪から解放せれたような。
フッと心が軽くなった感じがしました。

さすがに10月中は、何度となくゆれ戻しでネガティブな気持ちとポジティブな気持ちを激しく行ったり来たりしていた。
けど、11月に差し掛かると、次第にフラットになっていった。

フラットになった後は、いい方向へ一気に事が進んでいった。

一生寝たきりかもしれないって言われていたのに。。。。

付けられていた様々な管がはずれ。
寝返りができるようになり。
上半身を起こすことが出来るようになり。
リクライニング式車いす(寝た様な状態に出来る車いす)へ乗れるようになり。
全身浴できるようになり。
リクライニング式車いすではなく普通の車いすでも座れるようになり。
車椅子を自分で動かせるようになり。
立ち上がることが出来るようになり。
歩く訓練ができるようになり。
歩行器移動ができるようになり。
杖であるけるようになり。
自立行動ができるようになり。

2月11日に退院。

やっぱり、治りたい、動けるようになりたい、っていう本人の気持ちは大切なんだって、そう思う。
そして、その気持ちに応え、諦めずに支え続けてくれる周りのサポートがあるから、ここまでやってこれたんだろうなって、そう思う。
歩みが遅くても、何年かかったとしても、諦めない心。
その気持ち。
本人、そして、周り次第で、奇跡って起こせるのかもしれない。
そう思うのです

医療事故でこうなったせいもあってか、看護師さんや担当医に何度となく、「恨んでませんか」って言われる。
でも、「恨んでない」ってはっきり言ってきた。
恨むぐらいなら、そのエネルギーを治す方に変えていきたいし、そのエネルギーがあるなら、治ることも可能だと思っていたから。

医療事故ってなると、色々と裁判沙汰になるけど、そんなことをしたところで、前の自分が帰ってくるわけではないし、そんな過去の事にしがみついていても、何もならない。
だったら、前に行きたいって思うのです。
だから、事故とも思っていない。

でも、そう思っていられるのも、周りのサポートがあったからなんだろうなって思う。
事故を起こした主治医は春に他の病院に移動になったけど、それまで投げ出さず、逃げ出さず、親身になってしっかりケアーしてくれた。
関わってくれた他のお医者さんや看護師さんやその他病院関係者の皆さんには、大切にしてもらった。
そして、今も、一番に気にかけてくれている。
そんな中で、恨んだり、訴えたりする気持ちなんて、私には到底出来ないなって思う。
本当にありがたい。


でも、身体の方が気持ちに追いつかず。
やっぱり、無理があるせいか、11月に再手術になりそうです。
人工肛門の状態が最悪な状況になりました。

人工肛門を作る時、普通、内臓の位置や筋肉の位置など、色々と計算しながら手術する。
でも、私の場合、緊急で、しかも、当初、人工肛門を付けようと計画していた箇所の腸は破裂していたから、作ることが出来ず。
急遽、別の場所に作ったというのもあって、やっぱり、維持するのは無理だったみたいです。
酷い時には、腸そのものが20cm近く身体から飛び出してしまっています。

こんな状態なので、再度、作り直すことになりました。


私の場合、手術はかなりハイリスクです。
麻酔をかけるまえに気管に管を突っ込んで、直接、肺に空気を送るのですが、頸椎が曲がっているので、管を挿しづらく、人工呼吸をはじめるつけるまでに2時間近くかかる。
そして、内臓の位置がかなりおかしく、密集していて、癒着も激しい。
前に破裂していた腸が今どうなっているかわからない。
など、色々とハイリスクをかかえているので、普通よりもかなり難しい手術。

怖いっていえば怖い。
不安っていえば不安。

だけど、このまま行けば、本当に寝たきりになるし。
同じところでジタバタするよりか、危険があったとしても、少しでも前に進めるのなら進みたい。

その気持ちのみで、再度、手術を受けます。
ここまでくると、藁にすがる気持ちに近いかな。。。

今年も10/20の誕生日のプレゼントが手術後最初に口にする重湯かなって思っていたけど(笑)
今年は誕生日の前後に手術日や手術方針など決定しそうです。

最近、10月って色々と忙しいことが多いけど、今年も慌ただしく過ぎ去りそうです。


病気になる前から、私は走り過ぎだって言われていたけど。
病気になっても走っているような気がする。

じっと待つ事が嫌いなんでしょうね。
じっと待って事が過ぎ去っていくぐらいなら、自分で道を切り開きたいってそう思ってしまう。
怖くても、不安でも、前に進むことしか頭にない。

でも、誰かがやってくれるなんて待っていても、最後に切り開くのは自分なのだから。
少しずつでも、立ち止まりながらでも、歩み続けていかないとならないんだってそう思って生きているのです。
どうせ死ぬなら、やることやってから死にたいって思うのです。

こういう性分なんだろうね。
死ななきゃ治らないと思う(笑)
でも、それならそれで、自分は、この性分をとことんまで生かして生きていたい。
そう思う。

孤独な生きもの KOKIA

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去年の9月16日。
自宅で倒れ、救急車。
1週間の入院。

白旗を揚げてみたこと(16日~の入院)

ちょうど、一年になります。
完全に具合が悪かったのは、7月からだったんで、もっと前からだったんだけど。
あの時は、今の自分なんて、想像も出来ていなかったのかなって思うのだけど。
よくよく思い出してみると、何となくだけど、「もう、無理かもな・・・」って、変な予感みたいなのはあった記憶があります。

当時、

2010/10/9 『1/4の奇跡』&より子ライブ~みんながキラキラ輝くために~

のイベントに出演が決まっていました。
ですが、倒れたり、入院したり、手術とかが決まったりしていたんで、出演は無理かも・・・ということでと主宰者側と相談していました。
でも、フライヤーにまで名前が載っていたし、あまりに申し訳ないからということで、音声だけでも良いからメッセージを送りたいと私からお願いしました。

今だからいうけど、実は、最後にみんなにメッセージを残したい・・・遺書のような気持ちがあったんです。

当日、流れたメッセージは主宰者側の意向と併せるためにかなり削ったり内容を変えたりしましたが。
最初に録音したメッセージはかなり遺書めいた内容でした。
心の中のどこかで「もう、無理かな」っていう気持ちがあったんです。

結局、半分、予感があたってしまったような形になってしまった。
でも、こういう気持ちって大切だなって今更ながら思う。

明日、1時間後、1秒後、どうなるかわからないのだから、今を精一杯生きること。
自分が伝えたい想い、自分がやるべきことは、そのままにせず、今、しっかりと伝え、しっかりと行動し、しっかりと残しておくこと。

そういうのって、本当、大切な気がします。

別に、何か大きな事をしなければならないっていうわけではないけど。
何か変わらないとならないっていうわけではないけど。
でも、あなたらしく、自分らしく、今という瞬間をしっかりと感じ、今をしっかりと生きていれば、きっと、誰かに繋がり、誰かと共鳴し、誰かと共有し、誰かと生きていくことになるのだとそう思う。
明日でもなく、昨日でもなく、今、この瞬間を。

そういうのって、本当、大切な気がします。

これから、どうなるかわからないけど、こういう気持ちは、持ち続けて生きたい。
なにがあっても、悔いの無いように生きたい。

そう思うのです。。。。
泣くことのないように。
悲しむことのないように。



KOKIA 世界の終わりに 歌詞
 
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私は、空を見上げる事がとても好きで、いつも、何気なく空を見上げていることが多いです。

自分がやっている講演のテーマもメインになっているのは「希望の空へ」。
全ての人の心に「希望」という空を拡げていきたいっていうメッセージを持って、お話しさせてもらうことが多いです。

入院中もいつも病室の窓から空を眺めていました。
色んな形の雲が流れていく姿を見ていると、心休まるし、飽きませんでした。
そして、この空の向こうに、大好きな仲間たちがいる事を思い続けていました。
独りじゃないって、思う瞬間でもありました。

空が見えない時も、心の中に空を描いていく、、、いつも、そうやって生きていく。
この空でつながっている。
そのことを感じることは、生きる希望になるし、力になるように思っています。

KOKIAの最新アルバムに、このイメージにぴったりの曲が入っていてビックリしました。
感動して涙が止まらなくなり、イメージがあふれ出す。
素材とかかき集めて、映像にしてみました。

色々とありすぎて、生きにくい世の中になってしまっているけど。
この世界を共に生きる全ての人々の心に届けばいいなって思っています。
素人の編集ですので、かなり、荒いですが、ゆっくり見て頂けると幸いです。

『空でつながってる』 KOKIA moment ~今を生きる~から


歌詞 : http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-110518-121

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2012年10月

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