練馬の最近のブログ記事

相変わらず忙しい日々を送っているにぽぽです。
いや、、、なんだか、この忙しさ、すごすぎる(笑)
公私共々、時が経つのが早すぎて、追いついていません。
色々と取りこぼしていることが多いような気がする。
メールの返信とか滞っていたらごめんなさい。
たぶん、読んでるんだろうけど、返信出来てないだけだと思います。


そんな忙しい中、20日は練馬へ。
友人が主催した小さな映画上映会。

『ガンジー』

久しぶりに見たな、、、って言っても、中学生かなんかの時、学校で見たような気がする。
3時間という長い作品。
当時のアカデミー賞を総なめした作品だけど、長い・・・
みんなで見ない限り、たぶん、手が出ないと思う(笑)

学生の頃は、つまらなかったかもしれないけど、大人になった今、改めてみると色々な想いに駆り立てられる。
差別や自由っていうこともそうだし、非暴力や生き方の芯の強さ。
貧困や援助、独立運動といった社会運動についてや、お金、欲といった人間の弱さ。
当時の社会背景などなどなど、、、
本当にいろんなことを想えた。

でも、最後に強く思えたことは、これだったな・・・。

「もう、カリスマはいらない」

マハトマ・ガンディーの生き方ややり方は素晴らしいと思う。
当時の人に、そして後世に大きな影響を与えたことには間違いはないと思う。

でも、もう、こういうカリスマが必要な時代ではない、、そう思うのです。

今の時代に必要なのは、たったひとりのカリスマではなく、すべての人、一人ひとりがどう生き、どう歩んでいくか。
一人ひとりが自分の頭で考え、自分の心で感じ、一人ひとりが、そこから得られた生き方を貫き、自分の足で歩んでいけるか。
そこなんだと思う。

当時だって、ガンジーのようなカリスマがいる裏では、同じ時期にヒトラーのようなカリスマもいるわけで。
どっちに転ぶかなんて、結局、紙一重なんじゃないかなって、映画を見ていて、そんなことを感じていました。

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『寄りかからず』  茨木のり子

もはや
できあいの思想には寄りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には寄りかかりたくない
もはや
できあいの学問には寄りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも寄りかかりたくはない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある
寄りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ

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今、ワールドカップが開催されている国は、『ガンジー』の映画の最初の舞台でもある。
差別政策から解放されたその国は、以前にもましてますます貧富の差が激しくなり、餓えに喘いでいる人がたくさんいると聞く。

インドもまた同じ。
経済発展の代償に、明日食べることも、寝る場所もなく、汚泥の中で眠るしかない人々がたくさんいる。

昨日は、沖縄慰霊の日。。。。あの時の悲しみは、今もなお、その地に響き渡っている。

キラキラと光る表だけでなく、その裏に眠る闇もしっかりと感じていたいとそう思う。
それもまた世界であるし、今を生きる私たちに投げかけている大切な大切な想いが眠っているとそう想う。

自分の生き方をしっかりと捉えるためにも、自分の心でしっかりと感じて行きたいとそう思うのです。
自分の足で立って歩いて、不都合なことなんて何も無いし、それこそ自由という意味なんだと、そう感じるのです。
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