国立の最近のブログ記事

毎日、日本中や世界中で沢山の出来事が流れ、ついていくのがやっとです。
でも、そんな中でも、命がある私は、日常もしっかりと生き、歩んでいかないとって、毎日、毎時、思っています。

連休明けから、仕事に復帰しました。
復帰といっても、試用期間みたいな感じですが。
週に3回、6時間勤務です。
最初の一日目は、やっぱり、きつかった。
会社にいるうちは、緊張しているせいか、「キツイ」とは思っていなかったけど、返ってからドッと疲れが出て、爆睡。
身体中が痛かった。
でも、2回目、3回目と出勤している内に、少しずつだけど、慣れてくる。

Twitterでは書いたけど、仕事に向かう姿勢というものが、入院前とは不思議に違います。
何となくだけど。
集中力も違う。
仕事が出来て嬉しいという言葉とは違うような気がするけど、仕事に対する意義を感じて仕事が出来ている。
そんな感じ。
身体が何ともないと「仕事なんてめんどくさいなぁ。。」って思ってしまっていたけど、いざ、動けなくなって、「寝たきり」とまで宣言されてみると、仕事が出来ていたことがどんなに有り難い事かが、身に染みてわかった気がします。
仕事とは、社会への奉仕だし、社会との接点でもあり、関わっていくことでもある。
この仕事を通して、いろんな人の役に立ち、繋がっていけるんだなぁってそう感じる。
そして、その事が、生きる証なんだって、そう思うのです。

ちなみに、試用期間なんで、今、給料ありません。
でも、やる気に満ちています。
「お金をもらえるから、仕事するか」という発想、今、全然、無い状態です。


そして、昨日、国立に外出。

会社には独りで出かけるけど、ドライブに行ったり買い物に行ったりというのは親に付き添いをしてもらっていました。
今日は、退院後、初めての独りでの外出。

友人の希美ちゃんとゲンちゃん、ご夫婦出演のイベントが「たのしい音楽会~しあわせみんなの玉手箱~」が国立駅前のせきやビルのESOLAホールであったから。

独りでの外出。めっちゃ怖かった。。。
緊張しまくって、心臓が飛び出るぐらいドキドキでした。。。

あれがあったらどうしよう。
こうなったらどうしよう。

と色々と頭を駆け巡っていました。

怖い怖いって言っていたら何にも出来ない。
始まらない。
前の様に、仕事以外は家の中に閉じこもるしかなくなる。
それは嫌。

前に進む為の意を決しての挑戦でした。

車で30分前後で行ける事。(これ以上は身体が痛くて座ってられない)
駐車場が広く、会場から近い事。(まだ、へっぴり腰なんで乗り降りがしやすいところ)
車椅子でも移動しやすい事。(まだ、危なっかしいので、要所以外は車椅子移動中心)
オストメイト対応のトイレがあるかなど、現段階の私の身体では、色々と最低条件がありまして。。
でもこのイベントは、これらの条件を満たしているし、何とかなりそうでした。

行けて良かった~♪
希美ちゃんやゲンちゃん、そして、出演者の皆さんの演奏やパフォーマンスを聞けた事も良かった。
病院内の定期演奏会以外は生音は久しぶりだったから感動した。

希美ちゃん、ゲンちゃん以外にも、久しぶりの友人たちにも逢えた。
出会えた事を喜んでくれたり、帰りにその友人の一人に駐車場まで色々と手助けしてもらったり。
本当に良かった!

ちょっとだけハプニングがあったけど(ストーマの装具がはずれて漏れ出してた~(>_<))、何とか帰ってこられました。

国立なんて、昔は庭の様な場所なので、簡単に行けていた所。
今では、こんなにドキドキしながら外出するなんて思ってもいなかった。
外に出かけられる事、生で音楽を聴く事ができる機会に巡り会えた事。
イベントで楽しめた事。
友人たちに逢える事。
そんなことが、こんなにも大切で大事で有り難い事だったなんて思わなかった。

寝たきりだった時、自分が出歩けるなんて想像もつかなかった。
みんなの歌とか聴きながら、ここ半年の自分が走馬燈の様に浮かんできて、自分がここまで来られたのが、なんだか不思議な感覚でした。

帰ってから、行けて良かったと安堵感。

みんなに支えてくれたお陰でここまで来れた。
希美ちゃんやゲンちゃん、出演者の皆さん、出逢えた友人の皆様。
心配しながらも送り出してくれた両親(最初は大反対でした)。

イベント最後の「ふるさと」と「翼をください」の合唱。
帰れる場所があること、そして、自由に羽ばたける翼があること。
ホントに大切に感じられた。

色々と大変な世の中。
イベント内の催しで、今、起きている事を詩にした朗読があったけど。
大切な日々が失われていく。

そんな中でも、自分は、こういう貴重な機会に出逢えた事、楽しい時間を過ごせた事。
その事に感謝です。

日常を取り戻すまでには、まだまだ時間が必要だけど、着実に歩んで行きたい。
おこがましい言い方かもしれないけど、日本が日本であることを取り戻す事と、自分が自分を取り戻す事が一緒になってきた。
そうやって、この時代を感じ、生きていけること。。。有り難い日々なのかもしれない。

そんな気持ちも同時に味わえさせてくれた一時。
本当にありがとうございました♪
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国立

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国立に行っていました。

国立なんて、久しぶり。
20年ぐらいです。
駅前の雰囲気が変わっていないのがビックリでした。
国立に専門医療センターがあり、リハビリ治療のために毎週の様に通っていたところ。
色々と想いで深い気持ちがしました。

変に居心地がいいのは、気のせいかな。。
人も心豊かな気がして仕方有りませんでした。
見知らぬ人から「大丈夫ですか?」と声をかけられることなんて、あんまり無いのだけど、やたらと声をかけられたり。
普通に自然に親切にしてくれたり。

ある場所で、信号待ちをしていたんですね。
私、押しボタン式だとわからずにいて、ボタンを押さずに信号が変わるのをひたすら待っていました。
しばらく経って、自転車に乗った方がボタンを押してくれたんですね。
その方も、信号が変わったら渡るのかと思ったら渡らずに別の方向へ・・・。
些細な親切なのかもしれないけど、ジーンとしてしまいました。

CA330039.JPG
そして、この写真。
駅前のたこ焼きやで友人とたこ焼きが焼けるのをベンチに座って待っていたら、自転車に乗った見知らぬおじさんがフッと近寄ってきて。
「君にこれをあげるよ」と手渡してくれたもの。
青い色紙で作った鳥・・・・天使さんかな。
幸せを運んできてきてくれそうな、小さな優しいお守りは、大切に財布の中に忍ばせておこうと思いました。

今日、集まった友人たち。
あまりない組み合わせで、おもしろい面々が勢揃い。
夜中までみんなと語りまくりで、楽しかった。
暑い日だったけど、お鍋をふーっふーっと突きながら。
みんなでほっこりとした気持ちに浸っていました。

居心地がよかった。
人も土地も優しい気がした。
どうしてかわからないけど、ほんと、よかったです。
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