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前から書こうと思っていたこと。
さくっと書いてみます。

「インクルーシブ教育」で特別支援はどう変わるの?(Benesse教育情報サイト)

私、昔から言ってきたことがあります。
前にもブログで書いて、障がいを持っている人、ご本人から色々と言われましたが。。。。

でも、改めて言います。

今までのような特別支援学校は、必要無い。

キツイ言葉ですが、日本のこの制度は、「障がい者の教育を支援する」という表向きは善意的に見えますが、その善意という名を借りた障がい者の隔離政策だと思っています。

もし、隔離ではないというのであれば、なんで今まで、

「障がい者は原則として特別支援学校、並びに学級に入学させる」

なんていう方針が出てくるのでしょうか?
何をどこで学ぶかは、あくまで、個々が選択し、それぞれがそれぞれであるべきなのに、なんで、さも当たり前のように、障がいの有無によって、学ぶ場所を指定されないとならないのでしょう。
しかも、医学的な内容まで事細かく指摘され、その人達を障がい者とする、とまで位置づけまで行っているのです。

私が幼稚園、小学校に進学するときも、さんざん「養護学校(今でいう特別支援学校のこと)へ」と薦められました。
親も私もそれを拒否。
最終的には、当時住んでいた市にある障がい者団体などの力を借り、何とか普通学級へ進学できました。
でも、もし、その支援がなかったら、私も養護学校へ行かされていたでしょう。

先進国で、障がい者を原則として特別支援学校、並びに学級に入学させるなんて方針を打ち出しているのは、私が知る限り、日本だけです。
先進国では、自閉症や重複障がい(幾つかの障がいが重なっていること)など、特別な環境や技術がないとならない場合を除き、インクルーシブ教育(障がい 者を普通学級へ入学させて一緒に教育させること。または、一緒に教育が受けられるように支援すること。)が積極的に行われています。

例えば、アメリカは、2000年の時点で、一部の保守的な州を除き、普通学級への入学は50%を超えています。
なぜ、そこまで積極的なのか。
アメリカ憲法そのものが、性別や人種や障がいなどによって、区分け、隔たりを許しておらず、皆、同じ場所で、同じ権利を得、同じ教育を受けることを保証しているからです。
だから、ケネディー大統領以降、法律として積極的に教育現場を改善し、インクルーシブ教育を推し進めてきました。

これと同じように、イギリス、フランス、イタリアなど、他の先進国も同じように特別支援学校の様な施設を減らし、普通学級への入学を増やしていっています。
イタリアは、普通学級への進学率は100%近かったと記憶しています。

勿論、知的障がいなど学習困難な場合もあります。
その時も、障がい者本人や家族の意向をくみ取った上で、普通学級への進学を望むのであれば、リソースルームなどといった補完教育やカウンセリングを併せて行うことで、推し進めています。
そういう意味での支援学校、学級は必要だと思います。

私は、この日本の障がい者教育のやり方そのものが、障がい者と健常者を、遠くわけ隔てる元凶だと思っています。
両者がわかり合えない元凶だと思っています。

小さい頃から、別々の部屋、別々の施設で暮らすから、いつまでたっても、誤解や偏見が絶えないのです。

健常者は障がい者を知らず。
同じように、障がい者は健常者を知らないのです。

一緒に暮らす術も、助け合う術も何もしらないのです。
だから、ますます、両者の間が開いていく。

これは、障がい者の権利としてだけではないです。
障がい者としての最大の義務でもあると思います。

そう。
社会の一員として、障がい者が生きていくための義務です。

前にあげた発達障がい者が起こした事件も、防げたかもしれないと思っていますし、障がい者の就職率の低さなども、これらのせいではないかと思っています。
だからこそ、このわけ隔てた教育のやり方そのものを見直していくべきだと、ずっと、思っていました。

小さい頃から隔離してしまうことで、社会の一員だという体現的に自覚さえ出来ず、自分自身の存在価値もわからず。
その為、実際に社会に出たとき、混乱してしまうのです。
だから、ますます、引きこもってしまう。

フランスでは、インクルーシブ教育により、障がい者全体の学力が向上し、障がい者に対する偏見や差別も減り、就職率もアップしたとの事例があるそうです。

日本でも、戦前は、障がい者も健常者も小学校から一緒に学んでいました。
勿論、いじめもあったそうですが、障がいを持った子がお漏らしをしたら、冷やかしながらも誰かが助けていたそうです。
でも、戦後、養護学校というものが出来るようになり、障がい者は動物園のオリの中の動物を見るかのように、好奇の目に曝されたそうです。

戦後、養護学校への進学を推し進めていく国に抵抗し、普通学級へ入学させることという運動は、昔から存在していました。
ある家族もそうやって子どもを普通学級へ進学させました。
でも、そうやって普通学級へ入学した障がい児が、周りからの好奇の目に絶えずさらされ、苦しみ続け、最後には自殺した人達もいました。

だからといって、このまま、隔てたままで良いとは思えません。
障がい者も社会の一員だとするならば、小さいころから、体験させていくことが必要だと感じます。

隔てるから尚更、事態が悪化していくのです。
好奇の目ではなく、一緒に暮らしている仲間として向かい入れる準備をさせるには、小さい頃から体験として、学んでいく必要があると思います。

日本においても、やっと、中央教育審議会が「見直すべき」と結論を出し、文科省への報告書が出されました。
この動きは、喜ばしいことです。

でも、まだまだ、一歩目だと感じます。

色々な問題があると思います。
でも、これも、すべてをひっくり返してでも、取り組むべき課題だと感じます。

100人に1人は何らかの障がいを持って産まれてきています。
後期障がいを含めれば、全国民の5%前後が障がい者です。
これから高齢化や医療技術の発達でますます増えていくでしょう。

そして、今、盛んに言われている発達障がいも含めれば、もっと、増えます。
数字的にはその10倍近くになるのではないかとも言われています。

今、隣にいる人が障がいをもっているかもしれない。
なのに、こういう隔たり、区分けが、今更必要なのでしょうか?

前に書いた様に、自殺した障がい者がいるのと同じに、普通学級へ入学した障がい者のすべてが、プラスになったかといえば、そうでないと思う。

でも、私は、心から幸せだったと感じています。
そこから学んだことは、大切な宝だと感じています。
いじめや差別も沢山あった。
私は骨の折れやすい病気なので、友達とぶつかればすぐに入院でした。
でも、今となっては、それらすべての経験が今の自分のすべてを形成してくれました。
共に生きる楽しさも苦しさも知ることができました。
助け合うことの大切さも知ることも出来ました。
だから、とても、ありがたい経験をさせてくれたと、心底思っています。

障がいの程度は、100人いれば100通りあるので、かなり難しい問題だと思うけど。
でも、障がい者も健常者もそこから逃げていたのでは、何も改善しないと思うのです。
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「信頼の母に殺害された長男哀れ」 発達障害の長男殺害の母に懲役5年判決(産経新聞)2012.1.17

 昨年1月、東京都内の自宅で長男(4)の首を絞めて殺害し、長女(6)を殺害しようとしたとして、殺人と殺人未遂の罪に問われた母親(36)の裁判員裁判の判決公判が17日、東京地裁立川支部であり、毛利晴光裁判長は「犯行は執拗(しつよう)で残虐だ」として懲役5年(求刑懲役7年)の判決を言い渡した。

 判決などによると、母親は昨年1月12日、自宅2階の居間で長男を絞殺し、1階居間にいた長女の首を絞めたが、暴れて苦しむ姿を見て、かわいそうになり途中でやめたため、全治一カ月の重傷を負わせた。

 母親は検診で長男が広汎性発達障害と診断され、幼稚園の入園も断られて以来、悩んでいた。

 判決理由で毛利裁判長は「それなりに同情の余地がなくはないが、夫や親族などが近くにいて追い詰められた状況とまではいえない」とした上で、「信頼していた母親に殺害された長男は哀れで、命を軽視するにもほどがある」と述べた。

 公判で弁護側や遺族は「母親を刑務所に送っても誰も喜ばない。長女が母の帰りを待っている」などと述べ、執行猶予刑を求めていた。

 毛利裁判長は判決言い渡しの後、裁判員の言葉として、「罪を償い、(重傷を負った)長女にもきちんと謝った方がいい。子供をあやめたその手を今後は人を助けることに使ってほしい」と述べた。


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我が子を愛する所以、悲観的になってしまい、追い詰められる。

こういう事件は、未だに年に何回か新聞などで目にします。
ニュースにならない事件も含めると、もっと、あると思っています。
私の講演でも、みんなに考えてもらいたくて、別の事件の裁判記録を紹介しています。

障がいを持って産まれること。

これは、家族にとっても、まだまだ、大変な世の中です。
私の両親も大変な想いをして私を育ててきてくれました。

誰もが、意味があって産まれ、そこに存在している。
障がいをもって産まれたのも意味がある。

言葉にしてしまうと容易く感じてしまうけど、誰もが理解してほしい、わかって欲しい、大切な事だと思います。
そのことを理解できたら、誰にとっても、優しくあたたかい社会をつくれるから。

色んな意味で、社会構造自体がおかしくなっていて、根っこが絡み合い、難しい問題となってしまっているのだと思うけど、でも、そのことを広める意味で、私も存在し、その役目を果たすために、今、往かされているんだとそう感じます。

誰もがわかり合える。
わかろうとする世界を創りたいのです。
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阪神大震災から17年(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/guide/news/20120117_1442.html

ちょうど、この日。
私は、大学の卒論の提出日で、徹夜明けでした。
卒論を書き上げ、ホッとしてテレビのスイッチを点けた時に目にしたのは、倒壊したビルでした。

技術系の大学だったので、最先端の技術を勉強し、研究しまとめていた矢先だったので、技術ってなんだろう、大自然の前では最先端の技術なんて無力でしかないのかもしれないって、自問自答した記憶があります。

絶対なんて、何一つない。
当たり前なんて、何一つない。

東日本大震災の時にも痛感したこと。
だからこそ、尊い命というものを大切し、しっかり、生きていかないとそう感じます。

区画整理などが強行的に行われたせいで、弱者が切り捨てられ、未だに苦しんでいる人がいると聞きます。
被災された障がい者や被災して障がい者となった方々の存在すら、未だに把握しきれていない状況。
被災者の高齢化など、様々な問題もおきている。
誰にでも優しい街作りなんて言葉ではいくけど、根が深く、大変なことなんだと思うし、行政単位というハード的なことではなく、個人個人というソフト的な深い繋がりをどう作っていき、保っていき、活かして、共に生きていく事が大事なんだとそう思う。

原発事故の影響もあり、今なお、終わりのない闘いの中にいる東日本大震災で被災された方々。
そして、17年も経った今も苦しんでいる阪神淡路大震災で被災された方々。

私自身が出来ることを精一杯やりつつ、被災された方々が、少しでも早く、安らぎがありますように、お祈りしています。
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パンダ、かわいいねぇ。
三十数年前、父の肩車の上から、人混みの間に見えるパンダを今でも覚えてる。
当時でさえ大騒ぎだったからねぇ。
不景気だの何だのと火の消えた元気のない日本にとっては、一大イベントなのかもしれない。

そんな万人受けし、お茶でもすすりながらリラックスできる話を流している既存メディアでは、目立っては流れてこない情報。
下に転送する記事や、高江のヘリパット建設、民主化を訴える市民に空爆を浴びせたリビアをはじめとした何百人という死者をだしているアラブ諸国で起きていることなどなどなど・・・・。
やっと、停戦に向けて動き出したタイ・カンボジアの国境紛争とかの話も。。。

mixiやfacebookやTwitterをやっているから、みえてくるし、知らせることもできる。
昔だったら知ることもできなかっただろう。

今の時代、情報を単なる一方的な受け身として捉えるだけでなく、必要な情報を自由に選ぶことができるし、発信する事もできるようになった。
ある意味、万能な時代になったともいえる。
でも、それだけ情報の自由度が増したということは、使う側の力量がしっかりと試される訳で、情報を扱う責任という意味では怖い時代にもなったとも思う。

情報を受け取った側がどう生かし、どう調理するか。
この情報にしても、インプットしたら、しっかりと考え、感じ、生かし、アウトプットてほしいと思う今日この頃です。

==========

☆拡散希望☆

2月22日11:50現在、上関田ノ浦では今日も数百人規模の大人数で大規模な作業が進められています。

陸上では約2~300人の作業員が浜辺の入口を封鎖するための防護ネットを設置しようとしています。
約100人の抗議により現在睨みあいがつづけられています。

海上では複数の作業台船団や作業船があちこちから田ノ浦を目指しやってきています。

朝7時すぎには汚泥防止幕が破れているにも関わらず土砂を排水口側の海域に投入しました。

陸と海から生中継中
ツイッター、mixiなど拡散大歓迎!

満月tv
http://www.ustream.tv/channel/

http://www.ustream.tv/channel/kaminoseki-umi


友人が
・中国電力がかかげている「環境方針」と、
・中国電力の最大の融資もと、「日本政策投資銀行」の環境方針、
・金融からの融資が自然破壊につながらないよう定められた「東京原則」
をザックリまとめてくれました。

こちらがデータです。
もし使えたら使ってください。
転送、利用自由です。

「中国電力のこと」
https://picasaweb.google.com/mahaloaina/CGGJZD?feat=directlink



↓特に知ってもらいたいこと。
これが政策になれば生物多様性が守られる!
COP10で決まった193カ国の約束事。愛知ターゲット
https://picasaweb.google.com/mahaloaina/ShskP?feat=directlink

みんなで応援しよう本物のメディアQAB朝日放送2月15日放送[カヤック隊と高江の繋がり]
http://www.qab.co.jp/news/2011021525873.html

虹のカヤック隊blog
http://m.ameba.jp/m/blogTop.do?unm=nijinokayaker

田ノ浦現地の編集動画集スナメリチャンネル
http://www.youtube.com/user/hakunamatataTJ

全国上関原発関連イベント最新情報
http://iwaijima.jugem.jp/

祝島島民の会blog
http://blog.shimabito.net/

勇魚(イサナ)
http://isana.ne.jp/

沖縄高江で今、起こっていること
http://takae.ti-da.net/

http://bit.ly/5LZZZu
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[#kaminoseki][#takae]
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