違う目線

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今日も『降りてゆく生き方』八王子上映会に向けてのプレ上映セミナー。
三日連続です(笑)

今日は、森田プロデューサーが来てくれていました。

いつものようにプレ上映用の映像を見ながらシェアをしていた時、「そうか」という気づき。
今日、八王子にオフィスを構える森田プロデューサーの友人が来て下さったのです。
プレ上映の1本に、『降りてゆく生き方』の台本を作るために収録されたインタビュー映像があります。
日本各所で、自然と共に生きたり、自然と共に生きる啓発をしたり、手間暇かけた自然農を広げるお仕事をしたり、地域活性化に努めたり、人と人の繋がりをつくるお手伝いをしたり、いろんな活動をしている方々のインタビューです。

その映像を見た後、その方が一言「わからない」と。

その方、小さい頃から自然と共に生きてきた人なんですね。
小さい頃から山に入って山菜採りに行ったり、川で魚釣りをしたり、熊が頻繁に出るようなところで遊んだり。
町に行けば、知らない人は一人もおらず、誰でも名前と顔がわかる人ばかり。
今でも、忙しい仕事の合間を縫って、日帰りで北海道などに行って、魚釣りをしたり、山に入ったり、平気にしてしまう。
よく「魚や自然の気持ちになって考えれば、自然環境の大切さがわかる」なんていう啓発があるけど、その人にとっては、日常茶飯事のようなこと。

だから、こんな全国で活躍している方々のインタビューメッセージを見ても「そんなのあたり前のことなのに、なんでこんな熱く語っているの?なんでこんなのが(非日常的な世界を描く)映画と関係があるの?」って思ってしまうそうです。

都会にいる人間にとっては、この映像を見ると「ハッ」と気づくことばかりで、下手をしたら、まるで違う世界のように感じてしまうし、異次元のようにも思えてしまうから、感動してしまうんだけど、小さい頃からそういうことが当たり前のように感じて生きてきた人にとっては、映像に映る世界は、もうすでに知っている「当たり前すぎて、なんだかわからない」という風になってしまうんですね。


立場が変わると目線も感じ方も全く違ってくるんですね。
非日常と日常の差が全く逆になってしまう。
こうやって考えると「降りてゆく」という言葉も、人によっては変な言葉なのかもしれません。
ある意味、自然や人の温かみから切り離され「昇っていくことが当たり前」の世界の片側から強引に切り取ってしまった言葉であって、はじめから慣れ親しんだ人にとっては「降りる」も「昇る」もそんな概念すらも無いんだってそう思う。


お金さえあれば何でもモノが手に入ってきて、水道を捻れば水は出るし、ちょっと足を運べばコンビニで何でも買える。
昨今の子どもたちの中には、魚に骨があることすらわからないっていう記事を読んだことがあります。
(スーパーで売っているものは、骨が抜いてある加工品だし、その形のまま、泳いでいるぐらいの感覚でしかないらしいです)。
そんな世の中にいると、あの映像に頑張っている方々の姿は、むちゃくちゃやっている人にも見えるし、希望を見ているようにも感じるんだけど、本当は、その映像の中の人たちの生活や想いこそ、当たり前の生活であり、当たり前の想いであり、誰もか感じているべき事ばかりなんだってそう思う。


映画本編もそうだけど、この映像も是非見て欲しいです。
20日(土)にもやる予定です。
その前にも1日、やろうかという話にしています。
詳細が決まったら、また、告知します。



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-------------<お知ら せ>---------------
2010/3/22  【ご案内・追加情報有り】2010/3/22 映画「降りてゆく生き方」上映 in 八王子

2010/3/28  ~☆雪絵ちゃんの願い実現キャラバン in 関東☆~ 

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このページは、Nipopoが2010年3月13日 22:52に書いたブログ記事です。

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