映画の最近のブログ記事

私は、311の東北での震災後、いまのこの時代の為に、何が出来るだろうとずっと思っていました。
震災や原発事故で苦しい想いをしている人達も含め、様々な混乱と混沌の中で必死にもがき苦しんでいる人達に向けて、何を伝えられるのだろう、何ができるのだろうと、ずっと考えていました。

私自身、2年前に体調を崩したのをきっかけに、入退院を繰り返し、一時期、絶望の淵に立たされたことがありました。

腎臓へカテーテルを通す二泊三日程度の入院ですむような簡単な手術の後。
麻酔から覚めた途端地獄を見ました。
そして、「もう歩けないから」「最悪、寝たきりかもしれない」と言われました。

どうしようもない怒りや悲しみ、憎しみに明け暮れました。

でも、ある瞬間、「生きてるんだからそれで良いんだ。それで十分なんだ。」って身体全体で感じ、その途端に、憎しみや悲しみが一気に洗い流され、今まで感じたことのない幸福感に満ちあふれ、力がよみがえってきました。

そして、1年半という闘病生活を乗り越え、今、自由に動けるまでになりました。

この想い。
この願いを、誰かに伝えたい。
今、一番、苦しんでいる人達に向けて、生かされた命の力を還元していきたい。
そう思っていました。

入江富美子監督の最新映画『天から見れば』の映画の情報を見た人達から聞いた時、「この映画こそが、今の時代に必要なことが詰まっているのではないか」と思い始めました。
先日、いのち☆つながる広場日野で試写会を開いた時、その想いが確信に変わりました。

今、この時を生きるすべての人に。
今、この時を一緒に歩んでいきたい皆さんに。
生きる力を伝えたいのです。
乗り越えていく力を伝えたいのです。

明日へ歩み続ける為に、今という時を愛と共に生き続ける。

その大切さを伝えたいのです。

10月8日。
今回の実行委員長の長谷川さんの元で、この願いが実現します。

午前中は、ママさんタイムといって、お子さん連れでも一緒に安心してご覧頂けるようにいたします。
午後は、私の講演会と、会場の皆様と今の想いを分かちあう為の交流会の時間を設けます。

皆様、是非、足を運んでください。
周りの人にお伝えください。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

詳細案内 ↓
2012年10月8日(月・祝)
いのちj☆つながる広場 日野 主催イベント
日本画家 南正文
ドキュメンタリー映画『天から見れば』自主上映会
~禍福一如( かふくいちにょ)の教え~

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8/11~8/19まで、お盆休みで9連休でした。
有休とかを使って飛び石を埋めてだけど。

病気になる前は、連休なんてあると仕事が遅れるので、気になって気になって。
精神的に休めなくなるほど苦々しく思っていたけど、今の部署は、のんびりやらせてくれているので、何とも優雅です(笑)
大きな病気になってよかったことの一つかもしれません。
でも、なんだかんだと、連休は忙しく。
毎日、何かしらやっていたので、充実した日々でもありました。
自分に向けての休みも出来たし。
本当によかった~。

18日は、『うまれる』上映会。
八王子の友人とドライブしながら行ってきました。
近い所に住んでいながら、ずっと、忙しくなかなか逢えなかった友人で、前から「お茶しよー」って言っていて。
偶然のような、必然のような縁で、一緒に行くことになったのです。

「うまれる」自体は二度目の鑑賞だけど、池川先生の講演を聞けたり、コクーンのミニライブを聴けたりで、余計に感動し、胸に響くものがあり。
その友人ともじっくりとお茶したり食事したりして、シェアもしてきて、楽しい時間を過ごせました。
なんだかんだいって、ずっとゆっくり話したかった友人だったので、貴重な時間で、大切な時間になりました。
映画のことや講演のことや音楽のことも含め、自分のことや相手のことなど、お互いに深い想いに浸れてとてもよかったです。

「うまれる」や「ゆずり葉」や「天から見れば」など。
最近、こういうドキュメンタリー映画を見る度に思ったりすることがあります。

人生色々だけど、一つひとつが、既に予定されていたことなのかもしれないし、空の向こうで約束されてきたことなのかもしれないし。
自分の事として振り返ってみると、「あ~、そういうことか」と因果関係が見えてきて、納得いくことが多いなって、今更ながら思ったり。
大変だったことも多かったけど、すべて今に繋がっているし、その一つが欠けても、今は成り立たないのだし。
そう思うと、その1ページ1ページが愛おしく思えてくる。

そして、その1つでも2つでも、周りに還元していけたらなぁって思うのです。
生かされてきた命だものね。
大切に、後に繋げて行きたいって。。。そんなことを思うし、連休中、そんなことをずっと、考える毎日だったなぁって感じます。


20日から仕事が始まり、通常業務。
いきなりハイペースな仕事量で、かなり、バテた(笑)
でも、そのせいか、テンションがあがってしまい、眠れなく。
この日記を書いてしまってます。

元のリズムに戻れるかなぁ、、、戻らないとなぁ、、、(笑)
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世の中、オリンピックや、あっちこっちでお祭りや花火大会で、大騒ぎなのですね(笑)

昨日(28日)は、地元の『いのち☆つながる広場 日野』の集まり。
『いのち☆つながる広場 日野』 で定期的にやっている『いのちの遊び場』です。
今回は、上映会をやってきました。

上映した作品は、『ゆずり葉』
ゆずり葉のチラシ
本当は、色々と手続きをして上映しないとならないけど、試写会という形でやりました。

聴覚障がい者を取り巻く世界を中心に描かれた、命を紡ぐ感動のストーリーです。
ドキュメンタリーではないのだけど、実際にあったお話しを元に再構成されて、一つの物語りとなっています。

SPEEDの今井絵理子 さんをはじめ、有名な方も出演されています。
(今井さんのお子さんがやはり聴覚障がいです。現在、手話を使ったステージなどで日本中飛び回って活躍されています)
監督さんも耳の聞こえない方だったり、主人公など出演者やスタッフなどもそうであったり。
聴覚がい害の人もそうでない人も一緒になって、工夫しながらつくりあげた当時としては画期的な映画です。

もう3年ぐらい前にポレポレ東中野 でみたのだけど、その時、感動しすぎで、腰を抜かして上映が終わってもなかなか立ち上がれなかった(笑)
DVDを早速買って、家で何度もみたけど、今日も、やっぱり、感動しすぎでした、、、。

この映画は、いろんな事を教えてくれるので、色んな人に見てもらいたいのです。
聴覚障がい者の薬剤師免許所得の話とか(実際にあった話で、『ゆずり葉』の監督、早瀨憲太郎さんの奥様、久美さんがモデル。映画の舞台である1999年当 時、署名活動などで話題になり、現在では取れるようになりました。)実際に新聞で賑わせた時事問題も含め、障がい者の結婚や就職などといった障がい者を取 り巻く社会環境の問題をメインに扱っていますが、ストーリーが半端ないぐらいしっかりとしているので面白くて伝わりやすく、"障がい"とは全く関係の無い 人たちにも伝わるメッセージが沢山あります。

色んな人が共に生きるとはなにか、自分らしく生きるとはなにか、わかりあうとはなにか、命を繋ぎ紡ぐとはなにか、人を愛し合うとはなにか。
色んな想いが約1時間40分の映画の中に入っています。

今日見てくれたみんなも号泣。
色んな想いがあったみたいで、良かったです。

実は、私が病気で倒れる前に上映会を企画していました。
(その時に会場取りとかで動いてくれた皆さん、ごめんなさい!)
手頃な方式の上映会システムではないので、200~300名ぐらいでやらないとならないぐらい大変なのです。
なので、病気で倒れて、出直しになってよかったのかもしれない。
自分の体調も安定してきたし、仕切り直しで来年あたり、考えてみようかなと思っています。

最後に、この映画のタイトルにもなっている『ゆずり葉』の詩です。
監督の早瀬さんの詩もあるのですが、こちらの方が好きで有名なので、載せておきます。
この詩の想い、そのものがこの映画には流れています。

詩『ゆずり葉』
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昨日の夜、入院する前に買いだめしていた「地球が静止する日」という映画のDVDを見た。

ある日、宇宙を司り、その代表だと名乗る使者が現れる。
その使者は、地球の危機的状況を人間に伝えに来ていた。
しかし、地球に来て知ったこととは、この地球の危機的状況を作り出したのは、人間そのものだということ。
何時の時代でも野蛮で成長するも変わることも否定してしまっているようにしか見えない人間。
地球という存在にとって、人間という生きものは、お荷物でしかない。
そんな人間を抹殺し消してしまうことで、かけがえのない奇跡の星「地球」を守ろうと決断する。
しかし、ある科学者と子どもに出逢い、残虐にしか見えない人間のもう一面の姿・・・心に愛や慈しみや希望に溢れる姿を見る。
「人間は必ず生まれ変われる」
その宇宙から来た使者はその人間の姿と言葉を信じ、それに応える為に、人間を抹殺する兵器を止めようと動き出す。

今、この世界で起きている事を思うと、色々とダブって見えて、ドキッとする内容だった。


10年前、アメリカニューヨーク市マンハッタンにあるワールド・トレード・センターに2機の飛行機が衝突した。
半年前、日本の三陸沖で発生した地震は、東日本を襲い、津波や原発事故を引き起こした。

それから、世界で、そして、日本で未だに出口の見えない途方も無く長い旅が続いている。
その旅の先がどうなっているかなんて想像も出来ないけど、それに向けて変わったところも多くあれば、未だに、変わらないところも多くあるように思う。


命について。
繋がりについて。
愛について。

色々と考えさせられる2つの出来事。

10年前の出来事は、自分にとっても大きな出来事で、「共に生きる」こととは何なのかを追い求め始めた瞬間でもあり、あれからそのことを伝える事をいつも考えていた。
そして、半年前の出来事はそのことをもう一度反芻するがごとく、改めて見つめ直すキッカケになった。


2つの出来事は、人間という生き方の積み重ねが形となって現実化したのだと思う。
どこぞの議員が「必然的」と言ったらしいけど、遺族に配慮が有るか無いかは別として、本当のことを言っているように聞こえる。
テロと地震という風に形は違えど、そこから生み出されたことは、今までの人間という生き方がそのまま反映した結果なのだと、私も思う。

2つの出来事から生み出されたこと。
憎しみや悲しみや絶望といった形もあれば、愛や希望や慈しみという形もある。
そのどちらも、人間の中に同居し持ち合わせていた心であり、その見えなかった心の部分が、形となってはっきりと見えるようになったのだと思う。


これから先、自分として何が出来るのだろう。
昨日の夜見た映画じゃないけど、この2つの出来事が、自分たちに向けての警告でもありメッセージだとするなら、その事に応えなければならないと思う。
地球という星の上で、共に歩んでいくこと、共に生きることを、もう一度、選ぶなら、どうすべきなのか。どう在るべきなのか。
途方も無く、難しいことだと思うし、自分にとっての永遠のテーマだけど、この障がいを持って産まれて来たことそのものが自分の生き方とするならば、その永遠のテーマに対し、答えを見つけ、応えていかないとならないとそう思うのです。

イメージが現実化するサイクルがかなり早くなってきた。
だからこそ、いつも、心に愛を感じながら生きていきたい。
そして、地球が静止する前に、人間として、やれることはやっていきたいと誓う。

亡くなっていった人々の為にも、今を生きる人々の為にも、これから産まれる人々の為にも。
そして、自分の為にも。。。
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2012年8月

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