2月11日、退院しました

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11日、無事に退院しました。
今、寝た切りだった頃が嘘のような日々を送っています。

10月4日~2月11日までの130日間の入院生活。
2泊3日が129泊130日になるなんて、夢にも思わなかったし、めっちゃ長かった...(笑)
その前の9月半ばにも8日間だけ入院しただけでも気が滅入りそうだったのに、今、思えば、すっげー楽だったかも...汗

でも何年も入院している人もいるわけだから、それに比べたらずっと幸せですよね。

自分の家に帰れる幸せ。
家族と居られる幸せ。
帰れる所がある幸せ。

こうやって家な帰れるなんて、最初の頃は考えも及びませんでした。

10月。
最初の手術の麻酔から覚めたら右足の激痛。
すぐにレントゲンを撮ったらポッキリと折れた大腿骨の付け根。
次の日、骨折した所にボルトを埋め込む。
それでも、壊死する可能性もあり、そうでなくても歩く事は愚か、起きて車イスに乗ることも難しいと言われ、絶対安静の元、寝かされ続けた。
憤りと不安と怒りなど様々な想いの中、見えるのは天井と窓に映る空しかない世界。

それなのに、どんどん悪化していく身体。
食べる事すらもできなくなり、日増しに身体に繋がる管が増えていき、挙げ句の果てには激痛で始まった腸閉塞。
大腸が死にかけ、緊急手術と共に増設された人工肛門(ストマ) 。

ストマ増設の麻酔から覚めた時に感じた喜びと同時に、何かに吹っ切れたかのように落ち着き始めた精神。
嵐のように吹き荒れていた心の中のモヤモヤや想いを、これで良かったんだと昇華し、全てを手放し、山の頂上から野へ降りていった時に見えた時の開放感。

そんな悟りのような境地に至ったのと同時に一気に開き始めた回復への道。

誕生日の日から始まった流動食を皮きりに次々に与えられるリハビリの宿題をこなしていき、日増しに身体を動かせる範囲も広がり、不可能とさえ言われた車イスに乗ることも歩くことも出来るようになっていく。

そして、無理だと思っていた自宅で過ごす年末年始が実現。
それと共に退院の目処が立ち、退院に向けてのリハビリが始まり、色々と相談、調整、検討してもらった結果、退院日決定。

2月11日、無事、退院することができました。
今では、車椅子移動も出来るし、以前使っていた杖を使って歩けてます。

130日間、今まで歩んできた道も含め、命のこと、生きること、病気のこと、障がいのこと、医療のこと、支えあうこと、繋がること、出会うこと...、Twitterやmixiやブログなどでも書いてきたけど、書いても書ききれないし、語っても語り尽くせない程の色んなこと。
それを実体験として感じることができ、それよりもなによりも、たくさんの人と繋がり、支えられて生きてきて、これからも生きていくんだなぁってそんな深い感謝の気持ちがいっぱい溢れてくる日々を送ってきたように感じます。

前にも書いたけど、本当に神様の贈り物だったと思う。
これからもこの贈り物を大切に生かして生きていきたいと感じます。

入院中、お見舞いに来てくれたり、メールやメッセージをくれた皆さん。
祈ってくれた皆さん。応援してくれた皆さん。心配してくれた皆さん。

お医者さんや看護師さん、ヘルパーさん、ソーシャルワーカーさんやクラークさんや事務の皆さんや介護ショップの方、その他、陰から支えてくれた病院関係者の皆さん。

何度もお見舞いにきてくれたり、連絡してくれたりした会社の皆さん。

そして、毎日、看病に来てくれ、私の愚痴とかも聞いてくれた両親。

本当にありがとうごさいました。

まだ、自宅療養の身で、周辺の散歩や通院以外では出られる状態ではなく、社会復帰までは、もう一踏ん張りも二踏ん張りもしないとならないです。
退院後、急に体調を崩して、あまり芳しくなく、鬱っぽくなってしまっていたり。
この先のことも難題山積みで不安も沢山あります。
道半ばという感じで、これからも沢山の人に支えられて生きていかないとならない身ですが、皆さん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

こんな私ですが、長い目でお付き合いください。

自宅での生活が始まったけど、すぐに飽きると思うんで、自宅まで遊びに来てくださいませ~(笑)
八王子駅からバスが出ているので、よろしくで~す♪
マジ、大歓迎で~す☆(笑)

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上の写真は、退院の時に、病棟の看護師さんから頂いた寄せ書きです。
左側は看護師さんたちの写真。
右側はリハビリで病棟を歩いていたときの写真。
一番若い看護師さんが「一枚撮らせてください!」と撮ってくれました。
何時もの杖を使って歩き始めたばかりの頃なので、笑顔が思いっきり引きつってるけど(笑)
明日へ歩んでいくような後ろ姿でちょっとお気に入りです。

寄せ書きも「看護のあり方を考えさせられた」とか、「逆に元気をもらった」とか、「笑顔で接してくれた」とか、感謝の言葉が書いてあり、とても有り難く、とても嬉しく。
そして、一人ひとりの言葉がこれからの自分への応援となって、とても胸に染み入ります。

思い返すと走馬灯のように色々とあった130日の入院生活を乗り切れたのも、時には家族のように献身的に支えてくれた看護師さんがいたからこそ。
その恩返しのためにも、困難だとしても、これからも前向きに、一歩一歩、歩み生き続けていかないとって思ってます。

本当にありがとうごさいました。


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コメント(2)

おめでとう!!!!!
よかったね~!
ほんとよかった!!!!

今回のことで、にぽちゃん更にパワーアップしたんじゃない?
あ、サイヤ人とはいかないね・・・

今、東京にいるから、ぜひまた顔を出しにいきますね~♪


ほんと退院おめでとう!

あはは星人さん!

ありがとう!
何とか、退院出来ました。
皆さんの応援のおかげです!

まだまだだけど、転んでもタダじゃ起きませんので(笑)
これからもよろしくね~☆

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このページは、Nipopoが2011年2月15日 18:41に書いたブログ記事です。

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