2012年9月アーカイブ

CIMG0466.JPG今日の戦利品。
2年ぶりの記念撮影。

17日は、KOKIAさんのライブでした。
都内某所の一角にある教会の様なホールでの会員向けのシークレットライブです。

最後にKOKIAさんのライブに行ったのは、2年前のやはりこの場所でのライブでした。
その1週間後に病院に運ばれました。

病気で倒れ、長期入院となり、なかなか動くこともままならない中、もう、こうやってライブにいったり、生歌を聴いたりすることも出来ないだろうなってずっと思っていたから、こうやってここに来られたこと自体、感無量でした。

久しぶりに生歌を聴いて、やっぱり、KOKIAさんは生歌が一番で、もう、ゾクゾクしっぱなし。
そして、退院後、長い長い病気療養中、自分を励ますために、リプレイで何度も何度もずっと聞いていた一曲「moment~今を生きる~」を、生歌で歌ってくれた。。。。
もう、全身、電気が走り、イントロですでにうるうるでした。


「失ったものがあるなら、それにも増す愛で生きよう。」
「失ったもの以上の、愛が私を輝かせた」

だから何も怖くないし、恐れることもない。
自分の中の魂がこの一節にリンクし、勇気付けさせてくれるのです。

10月8日の『天から見れば』上映会 の中で講演をさせて頂くのですが、この曲はその講演のテーマソングなんです。
だから、今日、この時に、この曲が聴けて、本当によかった。
さらに、背中を押された気がします。

 今日の日がむかえられた事。
その全てに感謝します。
そして、今日、付き合ってくれた友人にも感謝します。

過去に、今に、未来に
その全てに、本当にありがとうございます。。。。


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NHKで出生前診断の特集をやっていて見ていた。
前にブログで、その事を書いたけど、

「命の選別」

ブログのアクセスログを見ると、「出生前診断」や「ダウン症」などの検索キーで検索して飛んできている人がいるので、みんな、何かしら気になっていることなんだろうなって思う。
産むにしても、堕ろすにしても、それぞれ、傷つき、もがき、苦しんでいることにはかわりないのだろうし、この特集を見ていても、凝視できないぐらいの苦しみが伝わって来て、胸が痛くてしかたなかったです。
だから、一方的には、どうのっては言えないのだけど。
でも、前に書いたブログで言ったように、やっぱり、"何か"がおかしいのです。
その"何か"でみんな苦しみ、傷ついている。
それでも産みたいのに、出来ないという"何か"に苦しんでいる。

以前、10月8日にやるイベントのスタッフミーティング の前で、早めに集まった友人と話していたのだけど、この問題とリンクするのが、「尊厳死」の話だと思っています。
イギリスで、尊厳死を希望する脳卒中で全身麻痺の患者が裁判を起こし、結局、認められず。その方は、餓死という形で亡くなりました。
イギリスを含め欧州では、この手の議論は盛んで、裁判が幾度も起こされ、却下されると尊厳死を認めているスイスに行って亡くなるというツアーの様なものまであります。

生も死も意味があるとは思うし、終末期医療における積極的治療の中止という観点から尊厳死を語られるのであれば良いとは思うのです。
ですが、ちょっと足の置き場を間違えれば「障がいをもつ。動けなくなる。」=「世の中のお荷物」という根底に流れてしまっている精神状態そのものを助長させるだけに過ぎないと私は感じてしまうのです。
現に日本で超党派議員による尊厳死における法律では、第一案では終末期医療における積極的治療の中止を語っていますが、第二案では障がい者や高齢者に対する尊厳死の許可まで幅広く語られていまっていて、私なんかはゾッと感じてしまいます。

動けなかったら、動けなくなったら、人間じゃないのでしょうか?
五体満足でなかったら、社会のお荷物なのでしょうか?

確かに、色々と費用も人手もかかることだとは思うし、きれい事だけではすまないとは思うのですが、親族だけが介護するとかいうから難しく、苦しくなるのです。
みんなで力を持ち寄り、みんなで助ける。
その考え方さえあれば、一つ、一人の負担が軽くなると思う。

昔、重度の精神障がいで仕事にも長い間行けず引きこもり状態になっていた友人がいて心配になって逢いにいったことがあります。その時に友人がぼそっと「タ ダ飯喰らい、穀潰しは恥さらしだ。死んだ方が世の中のためなんだ」と言った言葉が胸に突き刺さりました。今でもそのときの表情や声を覚えています。

イギリスで尊厳死を認められず餓死することを選んだ男性は、Twitterで「生きていてよかった」と最後のメッセージを残していたけど本当なのかな。

自分も2年前、寝たきりを宣告され、下の世話さえも出来ない状況が何ヶ月か続いたけど、「生きているならそれで良い」って悟って、今の自分をそのまんま受け入れていました。
動けていた頃のことと見比べたところで、何も始まらないし、これからのこと。
今、ここに生きていることだけ考えていました。

本来、それでいいんだって思うのだけどな。。。
でも、それじゃいけないって思ってしまうってどういうことなのだろう。。。
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911。

東日本大震災から1年半。
多くの人が、今という時代を祈り続けた日になったと思います。

そして、私にとっての911。
911
やっぱり、後にも先にも、地球の裏側で起きた、この光景でした。
それは日本時間の21時45分に起き、世界の本当の姿を表した瞬間でした。

テレビでその姿を見たとき、今まで見ていた世界は幻想でしかなく、本当はもっと混沌で、もっとドロドロした姿をしていたことを知りました。
私自身、その頃には既に某団体でボランティア活動をし、色々な啓発イベントにスタッフとして参加したり、勉強会に参加したりしていたのだけど、「誰かのため」ではなく、自分探し、自分の居場所探すだめだけの行動でしかありませんでした。

でも、この瞬間、私の中に「誰かの為に」が産まれました。

誰かの為・・・・・誰かと共に生きること。
全ての人々が、この世界で共に認め合い、共に助け合い、共に生きていける世界を創りたい。
そう思い、そう突き動かされたのが、この日のこの瞬間。

だから、私に取って、この日は、大切な日で、大事な日で、欠かせない祈りの日だと思っています。

帰ったらしずかに過ごしていました。
そして、21時45分に祈りを捧げました。

全ての命に向けて。
そして、自分の志を再確認する為に。

あれから何か変わったのかな。
あの日から世界は激動の時代になり、今でも、多くの争いが起き、多くの人が涙と落とし、命を落としている。
日本では、1年半まえに大震災が起き、多くの人が亡くなり、泣き、悲しみ、そして、今なお、多くの人が苦しんでいる。

人の中のエゴは、今でも消えることが無く、それを見る度に悲しい想いもするのだけど。
でも、それでも少しずつ、少しずつ、愛の本当の意味を知り、生きる意味を知り、気づき、自覚し、目を覚まし、産まれ変わっていると、少しでも、ちょっとでも信じて今を生きていたいと思います。

これから何が起きるのか。
そんなこと、何一つわからないのだけど。
何が起きたとしても、恐れではなく、愛で生きようと思います。

誰もが悲しくて泣くことがないように。
笑顔が少しでも増えるように。

自分が今できることを精一杯やり遂げて、祈り続け、生きていきたいと改めて思う。

そんな911の一日でした。

最後に、だいぶ前に創ったビデオを載せておきます。

前半は、私が日本からバックアップするという形で手伝わせて頂いたアフガニスタン支援での模様と、後半は同じくアフリカ・ザンビアのHIV孤児達の支援の模様です。
最後に映る地雷地に咲く花の様に、誰かの希望で有り続けたい。
そう思います。


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9月9日。

いのち☆つながる広場 日野のミーティングでした。

10月8日『天から見れば』上映会。
そして、あまりお伝えしてなかったのですが、9月30日に日野市の市民団体やボランティア団体が一同にあつまる市民活動フェアへの出展が決まっていたので、その出展内容について、みんなで意見や想い、イメージを出し合いました。

予定よりも1時間も長くなってしまうほど、いつも以上に、熱のこもった、濃いミーティングでした。

同じ志を持った人達と当日のイメージや想いを共有するって、やっぱり素敵です。

先にも書いたけど、自分の講演について、今の想いをぶつけてみました。
自分としては、完全燃焼できる内容にしたいし、しっかりと自分の想いを伝えたい。
入院する前以上に、その想いが強くなっていたし、この機会にちゃんと伝えられることは伝えたいと思うのです。

そのことを伝えたら、みんな、よくわかってくれて、賛同してくれました。

とういうことで、30分から45分に時間が延び、その後も私と司会の方とのトークセッション形式で、皆さんと語り合う時間となりました。

ハートオブミラクルのUstream番組に出演する前は、無難にこなすことばかり考えていました。『天から見れば』という素晴らしい映画があるし、そのイメージを潰さない程度にさっとこなすぐらいの簡単なものとして。

でも、出演後、そんなんじゃいけないって思ったのです。
もっと伝えたいことがある。
もっと分かち合いたいことがある。

自分の言葉を待ってくれている人が沢山いるんだっていうことに改めて思い立ったのです。

自分の役割は、みんなの生きる力になるように、みんなの想いを支えていくこと。
受け止めていくこと。

そのことを改めて思い出したのです。

なのに、無難にこなす事ばかり考えていたんじゃダメだって。

『天から見れば』を壊してしまうぐらい、この映画を超えてみせます、勝ってみせます。
勝ち負けとかではないのだけど、それぐらいの意気込みです。
でないと、来てくれるお客様に失礼ですし、1年半も休んでいた意味がありません。

転んでもタダでは起きぬ主義ですから(笑)

ということで、今、出来ることは精一杯やりたいと思っています。

だから、皆さんにこの生き様を見届けて欲しいのです。

どうぞ、来て下さい。
よろしくお願いいたします!

日本画家 南正文
ドキュメンタリー映画『天から見れば』自主上映会
~禍福一如( かふくいちにょ)の教え~

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妊婦血液で胎児のダウン症診断...国内5施設で

妊婦の血液で、胎児がダウン症かどうかがほぼ確実にわかる新型の出生前診断を、国立成育医療研究センター(東京)など5施設が、9月にも導入することがわかった。

 妊婦の腹部に針を刺して羊水を採取する従来の検査に比べ格段に安全で簡単にできる一方、異常が見つかれば人工妊娠中絶にもつながることから、新たな論議を呼びそうだ。

 導入を予定しているのは、同センターと昭和大(東京)、慈恵医大(同)、東大、横浜市大。染色体異常の確率が高まる35歳以上の妊婦などが対象で、日本人でのデータ収集などを目的とした臨床研究として行う。保険はきかず、費用は約20万円前後の見通しだ。

 検査は、米国の検査会社「シーケノム」社が確立したもので、米国では昨年秋から実施。妊婦の血液にわずかに含まれる胎児のDNAを調べる。23対(46 本)ある染色体のうち、21番染色体が通常より1本多いダウン症が99%以上の精度でわかるほか、重い障害を伴う別の2種類の染色体の数の異常も同様にわ かる。羊水検査に比べ5週以上早い、妊娠初期(10週前後)に行うことができる。
(2012年8月29日10時04分 読売新聞)


私自身、遺伝子の異常で産まれてきた身体なので、身につまされる
ニュースでした。ある意味、当事者でもあるので、正直、色々と考えてしまいます。

もし、私が誰かと結婚して、子どもが授かったとしたら、3/4の確率で同じ障がいを持って産まれてきます。私の病気も胎内でわかりますし、体外受精で産み分けも出来ます。韓国では既にやっているし、同じ病気をもったタレントが産み分けで健康な赤ちゃんを授かったというニュースが流れたりもしています。そして、この技術は、日本でもやろうと思えばできる技術で、隠れてやっている病院もあるのではないかとも言われています。

自分自身、辛い思いをしてきたから、子どもも同じ目にあうことが、本当に良いのかどうか、正直、迷うことでもあるし、それは、母親となる人ととことん話し合うことになるだろうと思っています。

でも、そうやって考えていても、やっぱり、自分自身の中から出てくる答えは、「順番が逆だ」なのです。医療技術だけが勢いよく発展してしまっている。なのに、社会環境や人の生き方、精神レベルは、そこにちゃんと追いついていない。医療技術をこういう形で使う前に、社会環境そのものや、人の生き方、価値観そのものを変えることの方が先だと思うのです。

親であれば、「健康な子どもを産みたい」という気持ちはわからないわけではない。だけど、でも、それ以前に、どんな命であってもかけがえのない存在であるという原点に達していないことも事実であり、その部分をしっかりと達していないうちに、医療という目線のみで、判断されて、区分けされてしまうことが、どのような事態を引き起こすのか、、、、正直、ゾッとします。

今、現時点でさえ、ダウン症などわかっても産むことを選択した家族に、ソーシャルワーカーなどとっかえひっかえ家に訪れ、堕ろすようにとしつこく迫られるという話をまことしやかに聴いたりします。もちろん、そうやって説得されるのは、今の社会環境が、障がい者に対して、優しくないし、辛い現実を突きつけられるからということもあるのでしょうし、お金もかかるし、大変な思いをするからというのもあるのでしょうが、優しくない、冷たい社会環境があること自体がおかしいのであって、障がいをもった子が産まれることが悪いわけでもなんでもないのです。その部分を本末転倒状態で押しつけること自体、おかしい話なのです。

「医療」というものを否定するつもりは、全くないのだけど、それ以前に、命とは、人間とは、生とは、死とは、、、その部分をしっかりと見つめられる世の中であってほしいし、それをなくして、「医療」というものが存在して欲しくないとそう思います。
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